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2018-09

「社会の資源としての労働組合が根こそぎ奪われている」

rfi.jpgフランス国鉄のストライキは、一部でまだ続いている。ラジオフランス・インターナショナル(RFI)によると、バカンスの出発日(グラン・デパール)の7月6、7日にストをぶつけるそうだ。これは明日のニュースになる可能性がある。
RFI の6月28日の記事の大部分を、google翻訳の力を借りて訳してみた。自信のない所も多々あるが・・・。
フランス国鉄(SNCF):数珠つなぎのストライキは終わるが、動員は継続
RFI, 2018年6月28日, 9:03更新



3か月の数珠つなぎのストライキの後、鉄道労働者の抗議行動は、木曜日にCFDTとUnsa組合に関しては終わります。 しかし、Sud RailとCGTは、7月6日と7日、フランスの夏休み開始の最初の週末に、動員を再開することを発表します。労働法(成立?)以来初めてともかくも本日FOとパレードをするCGT。「社会と共和制のモデル」を守るために。


6月28日のこの木曜日に、SNCF(フランス国鉄)での共同ストライキは終わりを告げます。 3ヶ月の飛び石の、合計で36日間(のスト)の後、CFDTとUnsaの鉄道の行動は終わります。ストライキの最後から2番目の日の水曜日は、スト参加者の割合は9%を下回る新たな低水準を経験しました。


彼らの側では、CGT鉄道員部会とSUDレイルは行動を続けることに決め、7月6日と7日、夏のバカンスの出発の日にストライキをするとのアピールを発表しました。 そこで木曜の1日は3ヶ月の動員を締めくくることになります。この日はSNCFを改革する法律の公布の翌日で、組合に分裂が残ります。


乗客の側には、新しいストの可能性はほとんど喜ばれません。 パリのモンパルナス駅の掲示板の前で、この水曜日にほとんどの利用者はストライキの継続を嘆きました: 「それは容認できない! もういいです、私たちはうんざりしています。」


この利用者はストライキにかなり好意的でしたが、18回の輸送の混乱の後、彼は意見を変えました:「それはやめなければなりません。 さらに問題なのは、いま学校を終了した多くの学生がいるので、休暇に出発するでしょう。それでも 彼らは足を奪うのか。」

しかし、一部の旅行者はストライキの継続を依然として認めています。「彼らは彼らにとって最良のことをさせてください。 最小限である限り。」


CGTの事務局長によると、鉄道労働者が提起した問題の85%はまだ解決されていない。


街頭でのFOとCGT


さらに、同じ6月28日の木曜日、労働法の後初めて、FO(労働者の力)とCGTは、エマニュエル・マクロンの社会政策を非難する、職能横断の動員の1日を呼びかけている。

・・・・・

shinsuko-s.jpg他方日本では、所謂「高プロ」を含む労働法制改悪に、ストはおろか、労働組合による抵抗らしい抵抗もなかった。「週刊金曜日」6/28号に掲載された辛淑玉氏のコラム「どたばたドイツ日記」から引用する。
で、この春は本当にストライキが多かった。しかも、ストのお知らせが駅に貼り出されていないので、待てど暮らせど電車が来ないことが何度もあった。

しかし、少なくとも私の周囲では、ストライキで交通機関がマヒしでも誰も怒らない。そして「賃金が安いからストをするのです」と言う。
JR東労組がストを検討したら、「乗客に迷惑がかかる」とか「時代の空気に合わない」とかで、3カ月で全体の7割近い約3万2000人が組合を脱退したという報道をそのまま信じるドイツ人がいるだろうか。彼らからすれば、この世の出来事とは思えないはずだ。

おそらく、権力の介入を含め、この政権下だ、前代未聞の何かがあったのだろう。

労働者をこれほど経営者の側に立つよう調教できるとは、組合潰しのナチソネこと中曽根康弘元首相だって想像していなかっただろう。社会の資源としての労働組合が、根こそぎ奪われている。きっとこのツケは、すぐに非正規・派遣労働者に行く。
資本家と労働者、政府権力と市井の人々、両者の間の圧倒的な金力、宣伝力、権力の差を前にして、話し合い「だけ」で公平なやりとりができると思うのがお目出度過ぎるというのは誰でも分かることだろう。これを補償して少しでも対等に近づける重要な手段、権利がストライキだ。日本の労働運動はこの「スト」という重要な手段を実に、長年に亘って錆びつかせてしまった。「労組はなぜストで抵抗しないのだと言っても無駄だ」ということで、「スト」という言葉を誰も発しないと、この状態がいつまでも続くだろう。「はじめに言葉ありき」だ。

「法批判 通る前にはやらないの?」

少し旧聞になりますが,労働法改悪,所謂「高プロ」法案が通った翌日の毎日新聞.これだけのボリュームの分析記事は採決前は見た記憶がない。
記事テキスト:
https://mainichi.jp/articles/20180630/ddm/003/010/124000c
一部引用:「労働基準監督署の監督官からも『労働者を守れない』との声。『どれだけ長時間労働をさせられていても、労働基準法違反を指摘できないことがある』。関東地方の労基署に所属する監督官は憤る。」
なぜ採決前に報道しない?
タイトルは,同紙の川柳欄への投稿.不採用のようなのでここで使用します.
mainichi180630.jpg

BBCによる伊藤詩織氏のドキュメンタリー番組

bbc2jss.jpg“Japan's Secret Shame”(日本の秘められた恥)」というタイトルの,伊藤詩織氏のドキュメンタリーを6月28日夜にBBCが放送した.
日本語版ページオリジナル(右の画像からもリンク)

これから動画へのリンクはあるものの,クリップも含めて「英国以外では視聴できません」と表示される.いくつかの動画サイトに全編が(デイリーモーションでは日本語字幕付き)アップロードされていたが,次から次に削除されている.

次のニコニコ動画では見られるが,はじめの方に多くの「書き込み」が画面に重なり,日本語字幕はないが,今の所これしか見つからない.
https://www.nicogame.info/ja/watch/sm33446417

akahata180630bbc-shiori.gifこれをきちんと全面的に取り上げて紹介する日本の勇気あるメディアはまだ現れていないようだ.「しんぶん赤旗」には30日に短い紹介記事が出ているものの,「レイプ被害者による告発と啓発活動」という一般的な書き方で,山口敬之氏の名前も出てこなければ,異常な逮捕状執行停止のことも書かれていない.一般紙は,あるとしても恐らく豆記事で,探すのが余りにも大変な作業になる.

視聴して驚いたのは,伊藤氏の自宅に盗聴器が仕掛けられていたというシーンだ(紹介記事).これに象徴されるように,日本では,脅しやセカンドレイプ的発言などでとても暮らせる環境ではないのだろう.いわば,草の根的暴力(と言っても背後に権力があるのは疑いないが)のための「亡命」を余儀なくされている.ほんとうに恐ろしい国になってしまった.

このような勇気ある人を応援するためにも,まずこのドキュメンタリーを多くの人が「見る」ことが大事だと思う.彼女の著書「Black Box」も同じだ.

野党超党派による「準強姦事件逮捕状執行停止問題を検証する会」の活動はどこまで進展しているのだろうか?もしかすると,この会の活動を「検証する会」も必要なのだろうか?

関連当ブログ記事:
「準強姦事件逮捕状執行停止問題」の検証を加速せよ−“Black Box”を読んで(2018年2月)
伊藤詩織さんの民事裁判,赤旗が報道(2017年12月)
伊藤詩織さんの告発を社会新報が詳細に(2017年11月)

なぜ #オキュパイ にいかないのか?

現在の衆院議席は,公文書改ざんと虚偽答弁,それを封印しての解散という幾重もの欺瞞の上にあり,今の国会に法案を審議する正当な資格など無くなっている.にも関わらず,また,法案を提出する行政トップ・安倍首相本人の数々の大ウソが明白であるにもかかわらず,多くの悪法が「強行採決」によって国会を通ってしまうかも知れない.憲法無視の違法状態と言うべきだろう.

これに対する人々の反撃は,この政権と国会のあまりの体たらくに,また幾つもの悪法法案の重大さに十分に見合っているとは思えない.この原因として,ある人はメディアの従順さを,またある人は「民度」をあげつらう.しかし言うまでもなく個々人にとって最も重要なことは,自分に(自分が属する組織に)何ができるかと言うことだ(昨年の記事「それぞれが今の自分の位置から10センチ左へ」も参照ください).

そこで,安倍政権とその政策,法案のひどさを理解している人たちに,そして団体関係者に呼びかけたい.どうすれば延長国会で悪法を止められるか,安倍を退陣に追い込めるか,と言う方法についてである.諸々の悪法を前にして「三選阻止」とか「次の選挙で」などと言っている場合ではない.

表面には現れにくくても,安倍政権に対する怒りを共有する人は相当な数いるはずだ.その人たちの潜在力をどう引き出すかと言うことが肝要だ.怒りを持っていてもどうしたらいいのか分からない,ちょっとやそっと行動したぐらいでは変わらないだろう,という「無力感」こそが行動を抑制していて,まさに無力にしているのではないか.どうすればこれらの膨大な人々をエンパワーすることができるのか,と言うことが焦点だろう.

CNou8JNUAAAdJYu.jpg大規模な集会だけでは,メディアの大方の無視により人々にその情報が届かない.そのためそのような行動があることさえ知りようがない.情報を届ける最後の手段は,例えば国会前の道路を連続的に「#オキュパイ」して,交通だけでなく国会活動に実効的な影響を及ぼし,メディアに報道をせざるをえなくすることだ.このような行動は,目の前の直接的効果を体験できることで参加者をエンパワーする.また祝祭性という重要な効果をもたらす.また,逮捕も恐れない覚悟ある行動は,このニュースを受け取る人に対して #行為によるプロパガンダ の効果を持つ.よく「激しい行動は国民に理解されない」などと言われるが,激しさゆえに説得力を持つと言う逆の要素もあるのだ.

戦争法反対運動での国会前道路の「#オキュパイ」は大きなインパクトがあったが,逆に「あれでも止められなかった」という負の記憶も残った.それを乗り越えられる要素は,このような行動形態の時間的持続性だろう.(右の写真は朝日新聞 映像報道部のツイッターから)

このような民衆行動の形態は,アジアやアラブ圏,南米なども含め,世界中でその効果が証明されている.「日本では無理」,「日本は特殊」と考える方がむしろ偏見と言うべきだろう.

憲法的政治システムの危機と言うべき状態に,行儀の良さを最重視する行動形態に固執するのは,どう考えても民主主義に誠実であるとは思えない.
#超法規的憲法保障

関連記事から:社会評論の短文を転載(戦争法反対運動の私的総括)/地方公聴会での「横浜ゲート」は市民運動の歴史を作った戦争法案の強行採決を阻止するには(再掲)

相良倫子さんのスピーチ

「沖縄慰霊の日」での相良倫子さんの素晴らしいスピーチは,メディアはもちろん,ネットでも多くの人が取り上げています.「沖縄県の中学生に説教される瞬間の安倍晋三」というコメントで,NHKの中継映像がネットで紹介されています.
shounou.jpg

問題のカットに字幕スーパーの加工をしました.

abe-supertitled.jpg
この,「戦力という愚かな力を持つことで、得られる平和など、本当は無いことを」という,非戦,非武装のメッセージを,護憲派と言われる政党や人々はどう受け止めたでしょうか.「文学的表現」で片付けて,少なくとも当面は,自衛隊の武装を容認するのでしょうか?

rikkenminshu-security.jpg立憲民主党の「外交・安全保障」政策から: 基本政策 – 外交・安全保障
「我が国周辺の安全保障環境を直視し、専守防衛のための自衛力を着実に整備して国民の生命・財産、領土・領海・領空を守ります。領域警備法の制定、周辺事態対処の強化などにより、主権を守るため現実的な安全保障政策を推進します。」

共産党の大会決議から
第3章(20)(2)

かなりの長期間にわたって、自衛隊と共存する期間が続くが、こういう期間に、急迫不正の主権侵害や大規模災害など、必要に迫られた場合には、自衛隊を活用することも含めて、あらゆる手段を使って国民の命を守る。

非武装は理想論だという人もいるでしょうが,よく考えれば「戦力で平和が得られる」との考えこそが理想論」だと分かるはずです.

毎日新聞のサイトから,相良さんの詩を転載します.

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はたして、911 は本当にテロだったのか。ZERO は、原版(イタリア語)の制作(2007年)以来、ローマ国際映画祭(2007年10月)、ブリュッセルEU議会場(2008年 2月)、ロシア国営放送(2008年9月)で上映された、対テロ戦争の原点を鋭くえぐる長編ドキュメンタリー。

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