2018-02

安倍政権下「だけ」での改憲反対?

(目次:軍隊で実際に国が守れるのか「攻められらどうするのか」「電子国家」の国防共産党の「自衛隊活用」論について

安倍政権下「だけ」での改憲反対?
護憲運動の中では,「安倍9条改憲NO!」や「安倍政権下の改憲阻止」というスローガンがよく見られる.というより,9条改憲反対のスローガンが「安倍」の接頭語と癒着してしまったかのようだ.もちろん,現在の安倍政権の下で改憲されたらたまらない,改憲に進む危険度も高い,そしてより幅広く結集しやすい「最低限レベル」のスローガンが選ばれた,という事情を反映してのことだろう.しかし同時にこのスローガンはまた,安倍政権がまだ相当期間続くことを暗黙に認めている.不正とスキャンダルにまみれたこの政権は,これまでにも何回も潰れていたはずのものではないか.まだ延命を許すつもりなのだろうか.また,安倍政権下でなければ9条改憲もありうるということも,暗黙に含意している.「幅広く結集」の役割と同時に,極めて危うい性格も持つ.

重要なことは,行動や主張の幅を狭めないことだ.「9条原理主義」,つまり自衛隊違憲=廃止論,つまり人道的救助組織への改編などがもっと姿を見せなければならない.声を響かせなければならない.これは護憲派の分断ではなく,護憲派に厚みを加えることだ.護憲派の多くが値切られてしまって,「専守防衛なら自衛隊OK」という線まで後退しているように見える.しかしこの論は矛盾を含み,そのため説得力を欠く.9条原理主義は,護憲派がズルズルと改憲派に引きずられないための,重要な左からの「錨」としての役割も果たさなければならない.

軍隊で実際に国が守れるのか

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NHKニュースウオッチ9に何が起きたのか?

ノーベル平和賞をICANが受賞し,被爆者のサーロー節子さんが歴史に残るスピーチをした翌日,NHKの看板ニュース番組「ニュースウオッチ9」は,このことを一言も伝えなかった.このこと自体が重大ニュースである.12月11日の同番組の項目と時間配分は次のようである.

アメリカの森林火災 05分20秒
日馬富士送検    13分45秒
寒波        06分30秒
都心に馬車復活   05分40秒
ノーベル文学賞   06分45秒
世論調査      03分30秒
税         01分00秒
歌舞伎界の話題   00分50秒
天気・・・

ところが,一つ前の同番組,つまり12月8日の,平和賞授賞式直前では,6分間にわたって,受賞を前にした関係者の様子を伝えている.以下その画面コピーだが,これだけ「予告」しておいて,そのイベントの後に全く触れないと言うのは異常だ.この間に,つまりこの二つの放送を挟んだ,金曜夜から月曜午後までに,NHKに何かが起こったと考えるのが自然だろう.それはいったい何か?これもまた大きなニュースになりうる事象である.
授賞式の直前の放送では,次のように平和賞のことを詳しく扱っていた
DSC_1938.JPGDSC_1947.JPG

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報道ステーションがノーベル平和賞受賞式を報道

報道ステーションがICANのノーベル平和賞受賞式とサーロー・節子さんのスピーチを,受賞の翌日12月11日に紹介しました.CMを挟む前半部分です.


(YouTubeは数日で消去するかも知れません.圧縮保存のため最低画質です.)
1401577.gif
続いて後半部分.

サーロー節子さんのノーベル平和賞受賞スピーチ

サーロー節子さんのノーベル平和賞受賞スピーチです。最初の画像をクリックするとビデオ開始、他は画像が拡大します。前の方にノーベル賞委員会のあいさつと、ICANのフィン事務局長のスピーチ。聴衆の表情も多くを語っています。テキストだけでなく、ビデオをご覧になることをお勧めします。
setuko1.jpg
setuko2.jpg
ICANのベアトリス・フィン事務局長の受賞講演 日本語訳(朝日新聞サイト)
http://www.asahi.com/articles/ASKDB4GTRKDBUHBI007.html?iref=pc_extlink
サーロー節子さんのスピーチ 日本語訳(同上)
http://www.asahi.com/articles/ASKDB4H8VKDBUHBI008.html
オリジナル(英文)
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2017/ican-lecture_en.html
ノーベル賞委員会、Berit Reiss-Andersen氏のスピーチ
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2017/presentation-speech.html
以下、画像5枚。

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アメリカの「暴発」を防ぐには

米韓軍事演習が今日(4日)からまた始まり,朝鮮半島の緊張が非常に高まっている.参議院は今日,「北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する決議」を上げたが,これまた非常に一方的なもので,3月の当ブログ記事「翼賛国会への一里塚」に書いたことがそのまま当てはまる.どの国であれ,核・非核を問わずミサイル実験は許し難い.しかし,アメリカ軍ががすぐそばまで来て「演習」と称して軍事力を展開していることを棚に上げ,朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の側だけを一方的に非難するのはだれがどう考えても公平を欠く.米韓の行動に触れないということは,暗黙の支持を意味してしまう.つまり,わが国の参議院までがアメリカの軍事挑発に間接的に加担していることになる.

minuteman_test_aug2017.jpg核ミサイル実験と言えば,4ヶ月前,今年8月2日にアメリカもやっている.米軍ホームページの記事 “F.E. Warren AFB tests Minuteman III missile with launch from Vandenberg” を見ればよい(右の写真をクリック).これに対して,なぜ国会は非難決議を挙げなかったのか?

全部の野党までこの決議に賛成したと言うことが,戦争がどのように始まっていくのかを物語っている.暗黙に,このような案件で「歩調を乱す」ことで「ヒコクミン」と指差されることを恐れているのだ.そのようにして,自国の「防衛政策」に対するあらゆる批判が「自粛」され,言葉が封じられていく.

いまこそ平和運動の出番だ.「戦争法廃止運動」が,戦争そのものを防止する運動をしなくてどうするのか?
−−−−−−
関連記事:核兵器禁止条約という前進の一方で左翼・リベラルまで国家主義に取り込まれる恐れ(2017/8/10)

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はたして、911 は本当にテロだったのか。ZERO は、原版(イタリア語)の制作(2007年)以来、ローマ国際映画祭(2007年10月)、ブリュッセルEU議会場(2008年 2月)、ロシア国営放送(2008年9月)で上映された、対テロ戦争の原点を鋭くえぐる長編ドキュメンタリー。

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