2017-10

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「どうせ」や「しょせん」と対極の世界--オリンピック・アスリートを称える

先ほどまで柔道の最重量級の決勝を見ていました.このイベントに至るまでにどんないわく因縁があったとしても,そこでアスリートたちが闘う姿は本当に美しいですね・・・どの競技であれ.なぜそう感じるかと考えてみると,やはりそれまでの経緯に何があったとしても,戦いの場という限られた時空での選手たちはホントに真剣勝負で,そこにはウラが一切ない,ということではないかと思います.見えているものがすべてなのです(後でドーピング問題が出ないことを祈ります!).

日常の現実ではなかなかこのような状況はありません.見えているのは全体の一部というのはまだましな方で,実際に起きているのは見かけとは正反対というのがざらですから.最近の大分の教員採用汚職などはその卑近な例ですね.

このような例は,なにも「体制」内部に限ったことではなく,組合や市民運動にも見られます.「闘う」と言いながら実は真剣勝負とはほど遠いというどころか,八百長試合も多く見受けられます.剣道をやる人から「戦わずして勝つのが極意」だというような話を聞いたことがありますが,むしろ「戦わずして負ける」というのがこの十年来の,いや二十年来の傾向のようでもあります.

オリンピックのような一流のスポーツの試合を見るといつも思うのですが,少なくとも何か社会に変化を引き起こすことを目指して運動する人や団体は,かれらアスリートの「ガッツ」を学ぶべきではないでしょうか.「負け」に慣れてしまって,本気で「勝ち」に行こうとしない場合が多すぎる.アスリートたちが真剣勝負に挑んでいる時,彼らの頭には「どうせ」や「しょせん」という言葉はないはずです.

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