2017-08

佐世保での散弾銃殺人事件,メールリストへの投稿

佐世保での散弾銃殺人事件(メディアでは散弾銃乱射事件)へのリベラル系,左派系のブログの取り上げ方が鈍いので,市民運動系の二つのメールリストに,問題提起の意味で次のような投稿をしました.

佐世保の散弾銃殺人事件での警察とメディアのあり方--硝煙反応の未開示

(名乗り部分省略)
警察を,国家権力の道具からその本来あるべき姿,つまり市民の安全に奉仕する組織にできるだけ近づけることは,市民や市民運動の重要なテーマだと思います.その意味で,先週末に起こった佐世保での散弾銃殺人事件(メディアでは散弾銃乱射事件)にまつわる警察とメディアのあり方は,重要な問題を提起しており,放置することはできないと思います.それだけでなく今回は,警察の態度に(少なくとも情報開示の面で)誰が見ても明らかに異常な点があり,しかもそれが公然の事実であるため,非常に追及しやすくなっています.

警察の態度の異常さとは,事件後一週間も経つのに,しかも容疑者をほぼ犯人と断定的に扱っているにもかかわらず,その具体的証拠を何ら示していないということです.その最たるものは,容疑者の体や着衣の硝煙反応について,未だに何らの発表もしていないということです.事件と容疑者とを結びつける最大の,しかも決定的証拠となりうるものと思われますが,これについて,昨日(22日),ある全国紙の長崎支局に確認したところ,未だに警察から何らの発表もなく,その予定も示されていないというのです.私はこのこと自体が大きなニュースであるとすら思います.

メディアはそのことに全くと言っていいほど触れることなく,周辺的な,状況証拠的な情報ばかりを大量に流しています.いずれも馬込容疑者を犯人と印象づけるようなものばかりが選ばれているように思われます.ところが,たとえばこの「硝煙反応」のような基本的な事実については全く無視しています.善意の,あるいはメディアリテラシーを意識しない視聴者は,そんなものはとっくに調べがついているのだろうと想像するかも知れません.このような状況は危険なことです.

他にもこの事件ではいくつかの疑問点が解明される必要があります.
1)容疑者の司法解剖の結果
2)当初「犯人が立てこもっている」と報道されたが,その情報の出所と事実
3)事件前に現場近くに止まっているのを目撃された「黒のワゴン型の乗用車」と車内の四人とは誰だったか(容疑者の車は「白いバン」)
4)警察の監視下にあったはずの教会敷地でなぜ容疑者が自殺できたのか(警察は暗視ゴーグルも持たなかったのか?)
5)教会敷地で発砲音がして死体発見までなぜ2時間近くもかかったのか

容疑者死亡ということで,この事件の真実が法廷で明らかになる機会が来ないかも知れません.多くの人の記憶が鮮明な今の時間が極めて重要です.

この事件では長崎新聞のサイトに多くの記事がまとめられています.
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/saseboransya/index.html
拙ブログにも書いておりますのでご覧下さい.
http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/
(元記事は12月23日アップロード)

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