2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画「靖国」

9条世界会議のことは後回しにして,6日に東京で観た映画「靖国」について.

優れた映画だ.ナレーションは一切ないが,監督のメッセージは明確に伝わってくる.靖国とは,肉親を祀る社として信仰する遺族にとっては,かけがえのない慰霊の場なのかも知れない.しかしこの施設が現実に及ぼしてきた,そして今も及ぼしている機能は,巨大な暴力の磁場を作り続ける装置としてのそれである.この磁場に感応する人に,寛容さとは対極の,強烈な排他性のエネルギーを供給し続ける.この神社のご神体が刀であるのは極めて象徴的である.当ブログの別の記事で表現したように,ドイツに置き換えればまさしく「ネオ・ナチの施設」である.

この映画では長回しが多い.これは,映画とはそもそも編集の産物なのだが,しかし一つのイベントないし対話については,編集しないでそのまま見せるという監督の態度によるのではないかと想像した.刀匠の刈谷さんと監督との対話のシーンが何度も出てくるが,職人は寡黙で,沈黙の時間が長い.普通はカットしてしゃべっている部分だけをつなぐのだろうが,時間を分断せず丸ごと観客に共有させているという感じだ.

境内でのシーンには,警察によるあきらかな「拉致・監禁」の現行犯に終わる映像が収められている.警察自身が起こした犯罪である.これも長回しである.拉致された,口から血を流していた青年がその後どうなったか気になる.

遊就館のシーンのバックに津軽三味線が流れるが,これはちょっと理解できない.津軽三味線を貶めているように思えた.映画が終わりエンドロールが消えて拍手をしたが,それは全部で3~4人ほどで,すぐに消えた.観客は多様で幅広かったという証拠か.

cine-amuseW300capt.jpg上映前から,スクリーン横にガードマンと,館の支配人らしき年配の紳士が立っている.二人は上映中ずっと中に居た.もちろんこんな風景も初めて見る.戦前の時代に官憲が発した「弁士中止!」という言葉を思い出した.立っているのはガードマンという民間人で,しかも「弁士」を守るために立っているのだが・・・.

大変な盛況で,朝9時半に並んで午後1時のチケットを買ったが,開始前20分に館に到着したとき,その日のチケットはすべて売り切れていた.

有村治子,稲田朋美の両議員は,国会議員としては失格だが,この映画の広報宣伝担当としては抜群の業績を上げてくれた.彼女らの活動は,広告宣伝費に換算すればいったいいくらになるだろう.映画のエンドロールに両名の名前を入れるべきではないだろうか?

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://pegasusbis.blog35.fc2.com/tb.php/57-7297748f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

yamamoto at fc2

Author:yamamoto at fc2
ペガサス・ブログ版の記事の一部をミラーリングします.全部の記事は上記オリジナルをご覧下さい.
ファスレーン365の本
原発事故対策マニュアル 増補新版旧版PDF
共産党カクサン部 (ヨーコ部員)


デモの後はNHKへ!ニュースのスタジオへ!
f_logo.jpg   youtubelogo.jpg yamamoto1999


zero.gif
はたして、911 は本当にテロだったのか。ZERO は、原版(イタリア語)の制作(2007年)以来、ローマ国際映画祭(2007年10月)、ブリュッセルEU議会場(2008年 2月)、ロシア国営放送(2008年9月)で上映された、対テロ戦争の原点を鋭くえぐる長編ドキュメンタリー。

mainimg180w.jpg

靖国問題ではビデオ「まだ軍服を着せますか?」もおすすめです:
紹介サイト当ブログ内

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。