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2018-12

「準強姦事件逮捕状執行停止問題」の検証を加速せよ−“Black Box”を読んで

51toF57lPYL._SX344_BO1,204,203,200_.jpg伊藤詩織さんの“Black Box”を読了した.応援の意味でほとんど発売直後に買っていたが,読むのは今になってしまった.ただただ圧倒される.彼女を襲った過酷な事件と現実,彼女の苦しみ,そして勇気とリサーチ力に.また彼女を取り巻く友人などのサポートが大きな力になったことも分かる.警察,メディア,そして政治権力の今の姿を,彼女が遭遇し,また切り開いた鋭い切り口から,その切断面に映る恐怖の影とも闘いながら記録したものだ.

彼女が昨年外国特派員協会で記者会見をした時,それを毎日新聞が完全黙殺したことを3日後の昨年10月27日の記事にしたが,自分の傷口を社会に晒すことにもなる彼女の行動がどれほどのエネルギーと気力を振り絞ったものだったか,あまり想像しなかった.この会見直後のことを彼女は次のように書いている.病院に運ばれ,「それから数日間,体が動かなかった.咀嚼する力もなく,お腹もすかない.固形物は一週間以上,喉を通らなかった.息が深くできず,体は死人のように冷たくなっていた.」(227ページ)

一連の事象のうち,異常な逮捕状の執行停止という件,これも明らかに「事件」と言えるものだ.しかも政治権力,つまり安倍晋三と重大な関わりを持つ事件である状況証拠について,もうすでに多くの人が確認していることだが,あらためてこの本から拾ってみよう.時系列に並べる.(主に213~215ページ)

(2016.5.8)山口氏が週刊新潮のこの事件での取材の件をFBに投稿したのに対し,安倍首相夫人の昭恵氏が「いいね」を押した.
(2016.5.8の数日?後)事件を週刊新潮が取材していることを知った山口氏が,北村という人物に相談を持ちかけるメールを送ったが(間違って週刊新潮に誤送信したため判明),この北村は北村滋・内閣情報調査官に間違いない”ようだ”.
(2016.6.8)発行された逮捕状の直前での執行停止という事態は(ほとんど?)前例のないことだが,それは現場で捜査に当たっている警察官ではなく,ずっと上位にある警視庁刑事課長の中村格氏の「決裁」であることを,のちに中村氏本人が週刊新潮の記者に語っている(週刊新潮2017.5.18号).
(2016.6.9)山口氏の著書「総理」が出版される.

多くの人がすでに議論したことだと思うが,事件化を恐れた安倍首相が,中村格氏を通じてもみ消しを図ったという線が濃厚だ.野党超党派による「準強姦事件逮捕状執行停止問題を検証する会」の活動の活発化を期待する.

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