2017-10

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ラサの抵抗に日本の左翼は?

チベット問題について私は何か調べたことも,本を読んだこともなく,全くの「B層」なのだが,それでも(だから?)今日の温家宝首相の「ダライ・ラマの策動」という発言はウソっぽいと感じる.やはり映像のもつ情報量と言うべきか,彼の表情を見るととても真実を語っているとは思えないのだ.それに比べてダライ・ラマの映像と言葉には説得力がある.このような感想は,左右を問わずわが国のメディア視聴者のほとんどが持っただろう.

この見方が正しいかどうかは,個人や独立系ジャーナリズムを含む海外メディアが現地に入って,取材をして,それが報じられて初めて検証されるものだろうが,それを待つわけにはいかない.ブロガーとしては,少ないながらも持ち合わせた知識と「勘」を働かせて,何か発言しなければならないと思う.

中国がメディアに対して現地を閉鎖しているというだけで圧倒的に不利であり,武力弾圧の容疑にたいして「推定有罪」と判断せざるを得ない.そのような前提で見たとき,中国共産党や中国政府に対する日本の左翼の態度には気になる点がある.左翼と言っても,以下では共産党と「しんぶん赤旗」に限った議論だが.

しんぶん赤旗は,事件が起こった当初はほとんど中国政府寄りであったが,今日(18日)の朝刊ではだいぶ中立的になってきた.それでも一般メディアに比べると,中国政府の武力弾圧や人権抑圧に対する懸念が弱い.

今でこそあまり見られなくなったが,日本共産党と中国共産党との関係が修復した直後は,しんぶん赤旗で「日中両党」という言葉がよく見られた.これは,共産党以外の外国の党との間で使われた例を知らないので,おそらく「日中両共産党」の短縮形というニュアンスが強いと思われる.しかし中国共産党はほんとうに「共産主義」の政党なのだろうか?

経済面では資本主義を推進し,民主主義の面では人権意識も低い.このような党とあたかも「友党」であるかのような態度をとることは,みずからのreputation(評判)を,したがって支持率を非常に下落させるものだが,それをどの程度強く意識しているか気になる.しんぶん赤旗で中国や中国共産党に少しでも批判めいた記事を見つけることがほとんどできないのだ.

共産党という名前が同じというだけでは,特別に関係を親密にしなければならない理由にはならないだろう.名前が似ていると言えば,アメリカの共和党も(英語名は別として),日本共産党と「共」という文字を共有しているが,「日米両党」が特に親密な関係にあるわけではない.

日中関係の過去の歴史における日本の負い目は,日本側の沈黙や卑下ではなく,(かつての対立時の日中「両党」関係のような)忌憚のない批判によってこそ償えるだろう.

別件追記:17日夜の「ニュース23」に,イギリスのブレア前首相が出演していました.「ミサイル防衛」反対で活躍している杉原浩司さんが,戦争犯罪人だから「本来であればブレアの身柄をただちに確保してICC(国際刑事裁判所)に訴追すべきところ」とメールリストで述べていました.全くそのとおりですね.かつてイギリス自身が,チリの独裁者ピノチェトをスペインの要請を受けて逮捕拘留しました.ブレアの犯罪はピノチェトに勝るとも劣らないでしょう.

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