2013-08

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NHK視聴契約者は大越健介の更迭を要求すべきだ

NHKのニューズウオッチ9はあまりに内容がひどいのでほとんど見ないのだが,今日はシリアへのアメリカの攻撃が迫っているというので,チェックしてみた.やはりというべきか,その内容はおぞましく,しかも公平さからほど遠いという明白かつ動かぬ証拠を含んでいるので,もはや大越健介のニュース番組からの更迭運動を始めるべき時だと思う.

どういう内容かというと,米軍のシリア攻撃が避けられそうにないというので,その影響として唯一取り上げたのが,シリアの人々の命に対する心配ではなく,なんと日本国内の石油価格,ガソリン価格への影響だった.ミサイル攻撃の精度を喧伝し,まるで人はひとりも死ぬことはないような口ぶりだ.

過去の例として取り上げたのが,こともあろうに米軍のイラク攻撃.「レーダー施設を破壊」して,短期間で占領したとして,これを100%正当化.自らの局が深夜に衛星で放映したオリバー・ストーンの作品が,イラク戦争の根拠が全くデタラメであったことなど全く知らないかのようだ.要するに,冒頭の10分ほどというのは100パーセント米軍の広報番組であったと断言できる.

ニュースキャスターは番組の顔であり,ニュースは物理的にその人物の口から語られるのだから,最終的にその内容に責任を負うべき人間である.大越のNW9 のひどさは今に始まったことではないが,もはや「レッドライン」を越えたと言うべきだ.NHK視聴契約者は大越健介の更迭運動を起こすべきだ.また,このような番組を放置し続けている番組審議会メンバーも同様だ.
(上の内容をNHKコールセンター0570-066066に電話しました.)

newlogo追記:このあとの23時からのテレビ東京・WBSも,もっぱら「マーケットの反応」.ビジネスニュースだからと言って人の命のことを素通りしていいわけはない.
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沖縄における市民的不服従と警察官,知事の責任

警官によるデモという「実績」
一つ前の「北九州で警官がデモ」の記事では,警官が主導するデモという珍しいイベントの写真を紹介した.暴力団事務所に対する示威行動なので,なーんだと思われたかも知れないが,しかし「デモ」という形態を取ったのは珍しいのかも知れない.その名目はともかく,これを主催した福岡県警と違って,沖縄県警の警察官たちは,市民と一緒に暴力追放=海兵隊追放に取り組むのではなく,むしろ逆に市民の行動を規制している.たびたびの市民の基地ゲートの封鎖行動に対し,これを支援するのではなく,妨害しているのだ.

直接行動の合法性
沖縄の米軍基地は,日本政府がどのような法律で正当化しようとも(法の上下関係から考えれば)違法なものだ.基地の取得と占有の根拠という点だけでなく,世界中への米軍の違法行為の根拠地になっているという点でも,二重の意味で違法である.したがって,もし穏便な方法でこれを撤去する見込みがないとき(まさに現状がそうだが),直接行動で,つまり「市民的不服従」(civil disobedience)の行使によって,撤去することが正当化される.法律用語では「違法性阻却事由」と呼ばれるものだろう.

「市民的不服従」に市民権を
沖縄県警が下位の法律や命令を盾に市民の行動を取り締まるならば,市民の側としては逮捕覚悟で行動せざるを得ない.もし抗議者の数が多く世論の支持も強ければ,警察も簡単には逮捕できないが,しかし準備は必要である.イギリスなど直接行動の「先進国」では逮捕の経験も広く共有されており[0],市民運動の側も「慣れて」いるが,日本の場合は,まさに沖縄での先進的な実践例はあるとは言え,これから開拓すべき戦術分野である.定年退職者のような自由人で,家族環境などが恵まれていれば,数日ないし数週間の留置場生活も悪くはない.重い刑罰が課される恐れがある場合は十分な覚悟と準備が必要なことはもちろんだ.罰金刑の場合,英国では罰金を支払う代わりに一定期間の禁固刑か社会奉仕が選択できるようで,反核運動家はたいていこの手段で罰金を回避するようだ.わが国の場合,このような事が可能か,また禁固の期間がどのくらいかなど,研究が必要だ.

警察官と知事の義務
「取り締まる」側の警察官個人の倫理問題と行動の可能性も広く検討の対象とすべきだ.初めに述べたように,市民の正当な直接行動を妨害するのは不当であるので,上司の命令であっても本来はこれを拒否しなければならない(組織上の不服従[1]).しかしこれは警察官個人にとっては処分を覚悟しなければならず極めて困難な行動である.では,処分をするのは誰かを考えてみると,事実上は警察庁の官僚組織がその権限を窃取しているのだろうが,しかし法律上は県警を支配するのは県知事である[2].したがって,そのような処分の最高責任者としての知事の権限と行動にスポットライトを当てることが出来る.つまり市民は知事に対し,みずからが「所轄」する公安委員会に対して処分をさせないように働きかける(命令する?)よう要請出来るはずだ.

つまり,「市民的不服従」,警察官の「組織上の不服従」,そして知事の警察への管轄権の追及という三位一体の取り組みは,基地問題の解決へのひとつの糸口になるのではないだろうか.


[0] 先日の長崎での原水禁の分科会2で,ドイツ緑の党のイエンス・ケンツィア氏は,直接行動による「逮捕」が運動をメディアに露出させる上で有用である,というようなことを述べていた.
[1] 原語は"organizational disobedience".次の本にこの言葉がある.科学技術者に関するものだが,すべての職業に共通する.
C.E. Harris, Jr. ほか,科学技術者の倫理,丸善,2002
関連ブログ記事:
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2013-04-17#orgdisob

[2] 警察庁サイトの「警察のしくみ」のページ参照.
http://www.npa.go.jp/koho1/sikumi.htm

北九州で警官がデモ

20日の毎日新聞に掲載された写真です.左下に,警官が拳をあげておそらくシュプレヒコールもしているであろう姿が写っています.
mainichi120820photo.jpg
記事の表題は「北九州クラブ襲撃10年 暴追へ総決起大会」,抗議先は正面の暴力団事務所で,主催は北九州市と福岡県警です.(新聞記事詳細

普天間基地の前でも,警官は市民に対峙するのではなく,この北九州の例にならって,市民とともに,巨大な組織暴力「海兵隊」に向かって拳をあげて欲しいものです.例えばつぎのように.
海兵隊追放.jpg

長崎の原水禁大会でオリバー・ストーンの話を聞く

(末尾に追記あり)
oliver89.jpgオリバー・ストーン監督が原水協の世界大会に出席するというニュースを聞いて,これは是非とも原水禁の方の大会にも出席してもらいたいと思い,同行予定のピーター・カズニック教授にメールを送った.好意的な返事があったので,それから関係者にメールや電話で連絡を取った.はたしてそれが功を奏したのか,あるいは別のプロセスによるものか,私には分からないが,とにかくストーン監督はこれら両集会に,しかも広島でも長崎でも何度も出席しスピーチを行った.

ひょっとしたら私の努力の「成果」かも知れない,ストーン監督の両大会出席を,この目で確かめたいと思い長崎に旅行した.ひと月ほど前にホテルを取ろうとしたが,さすがに混み合っていて,2泊のうち1泊はカプセルしか空いてなかった.

最初の,7日の原水禁の開会総会は間にあわず,終わりのほう半分ほどしか聴けなかった.ブリックホールの1階席は一杯のようだったが,2階はかなり空いていた.いずれビデオかテキストがアップロードされるのを待ちたい.8日夜のパネル討論は,開会時刻の15分ほど前に到着したが,それでも入場打ち切りの寸前だった.結局通路や演壇直下の「体育座り」(主催者の指示)まで認めて,勤労福祉会館大ホールが文字通りすし詰め状態となった.9日の原水協の閉会集会には,ストーン監督は長崎市主催の記念式典から駆けつけて,スピーチと対論とを行った.

もちろんストーン監督・カズニック教授の話の内容は,NHK-BSで放映されたシリーズの第三話にある,原爆投下が戦争とは全く無関係で,もっぱら戦後のアメリカの対ソ戦略のためであったというのが中心である.そして,原爆によって戦争終結が早められたとか,何万もの米兵・日本人の命を救ったというような神話が,戦後のアメリカの核支配体制の正当化のベースになっており,このウソを暴くことがアメリカ帝国の世界支配から人々を解放することにつながる,という主張である.

また,日本の歴史教育についても警告を発している.ドイツでは戦争を徹底的に反省し,歴史を次世代に教育しているが,日本の若者は日本がアジア・太平洋を侵略し残虐行為を行った歴史をほとんど知らない.9日の原水協の閉会集会では,ここに集まった皆さんがそのような現状を変える先頭に立って欲しい,というようなことを言っていた.また,このセッションの後半,若者と被爆二世との対論のシーンで選挙で投票に行くことの重要性に触れ,名前こそ出さなかったが社民党の福島党首の風貌や肩書きを述べて,「自分だったらSocialist Party に投票したでしょう」と言った.さすがにこの瞬間の拍手はまばらだったが,通訳はこの部分を大幅に省略し,「社会主義者の政党(socialist's party)に投票したでしょう」と訳した.はたして監督は「配慮」と受け取るだろうか,いや,おそらく不満に違いない.

DSC_4942t+cap.jpg原水禁・原水協の双方に共通することだが,これらの集会への個人の参加者はほとんど想定されていない.どちらの集会のホームページにも参加費の情報が出ていない(実際は相当高額なのに).原水禁の日程表には,ところどころに「有料」の記載と金額があるので,それ以外は無料と思ってしまうが,実際は違う.また参加受付も,原水協は各県の本部に事前に申し込まなければならないし,原水禁は当日でもよいが,その登録は,最初のイベントである「開会総会」の会場から2.5キロも離れたところで済ませなければならない.(このため駅からタクシーで「ツアー」をせざるを得なかった.)どちらも「団体登録」受付けとなっており,個人はあくまで例外なのだ.原水禁の受付けでは「所属団体」を聞かれた.つまり,双方の集会とも,それぞれの組織の「年次総会」なのだ.

それより何より,同じ目的の集会が同じ場所・日程で並行して行われながら,互いに他を完全に無視している,というのが異常だ.それぞれの参加者はその中に閉じこもっている.相互に交流・連絡があれば,ストーン監督の日程ももっと余裕が持てたのではないか.だいいち,両方の集会に出るには参加費が嵩み過ぎる.

両組織の間の分裂の歴史は知っているが,それを相互無視の理由にできる期限はとっくに切れている.

(おまけ) 7日の原水禁開会総会のあと,トイレで耳に挟んだ会話:「今年は核禁会議と別で,とても良い内容だった.あんなの(核禁会議)まやかしだよ」.
こういう情報は現場に行かないと得られない.

(追記)原水協閉会総会での安井事務局長の「行動提起」には,予想通りの失望を味あわされた.けっきょくは「署名運動」だけで,それ以外の行動メニューは何もない(もともと「署名」は「ことば」であり厳密には行動とも言えないが).原水協は長年この活動を続けてきたが,それが現実を動かし成果が見えたというのならまだしも,平和運動は全体としては見るべき「結果」を出すどころか,自衛隊の海外派兵や沖縄へのオスプレイ配備など,後退の一方である.そして最近見られる,日本社会全体の極右化にまで行き着いた.

原水協の大会に毎年参加しているイギリスのCNDなどヨーロッパの運動は,非暴力直接行動などもっと積極的な活動で成果を挙げている.

長崎市民会館の体育館を埋め尽くした大勢の人々は,かれの「提起」に満足して帰路についたのだろうか?もしそうなら,敢えて言いたいが,いくら多人数でもそれは烏合の衆に過ぎない.原水禁大会に参加したことのあるスコットランドの女性教授の,「あの人たちはとても保守的だ」という言葉を思い出す.

このように,同じことの繰り返しで「結果を出す」ことに無関心な態度をゆるすのに影響を与えているのが「継続は力」とか「続けることが大事」という言葉の曲解であろう.「力」であり「大事」なことかも知れないが,それだけではダメなのだ.この当たり前のことをもっと反芻する必要がある.
-------------
原水協でのスピーチのうち2つはYouTubeにあります.
映像分科会(原水協)
https://www.youtube.com/watch?v=kjInXm_p5Ok&feature=player_embedded
閉会集会(原水協)
http://www.youtube.com/watch?v=PxLD935et-I

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はたして、911 は本当にテロだったのか。ZERO は、原版(イタリア語)の制作(2007年)以来、ローマ国際映画祭(2007年10月)、ブリュッセルEU議会場(2008年 2月)、ロシア国営放送(2008年9月)で上映された、対テロ戦争の原点を鋭くえぐる長編ドキュメンタリー。

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