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2013-01

映画「レ・ミゼラブル」

newlogoオリジナルブログで画像4枚追加しました.
上映中の「レ・ミゼラブル」,連休の真ん中に観ました.実に素晴らしい作品です.スピリチャルな要素,ヒューマニズム,革命精神などなど,いろんな内容が織り込まれたずしりと来る作品でした.ずっと前,ミュージカルではありませんが,同じタイトルのリーアム・ニーソン主演の映画がありましたが,革命のエピソードの印象は残っていません.やはり時代背景,たとえば昨年来の「オキュパイ運動」などが,この映画の作り手にも影響したのでしょうか.

座席は半分以上埋まっていたように思います.また映画のパンフレットは売り切れでした.(今日,別の映画館で入手しました.)

この物語のテーマである博愛主義以上に,あるいはそれと並んで,革命精神があふれる映画なのですが,多くの観客はこれをどう受け止めているのでしょうか,それが気になります.つまり今に通じる普遍的な問題であり,社会的格差が増大し,富がますます少数に集中する今まさに,映画の中で学生たちが試みた「革命」が求められています.しかも今は幸いなことに銃を使う必要もないし,直接に命を危険に晒すこともなく,その闘いを行うことができるのです(この映画に出てくるような先人たちのおかげで).

学生たちの「バリケード」は,今ではストライキであったり,デモ行進なのですが,残念ながら労組などは「世間」を恐れて萎縮しています.今こそ「バリケード」を作らなければと,この映画で触発される人がどのくらいいるのでしょうか?(ちなみに私の大学は賃下げ抗議のデモをやったのですが,そこまで行くのにおっかなびっくりというか,結構時間がかかりました.)

織り込まれた多彩な物語の中で,やはり大切な要素は若い男女の愛.コゼットとマリウスの愛の二重唱に,物かげからマリウスへの叶わぬ恋に泣くエポニーヌの歌が重なって三重唱となる“A Heart Full of Love”はまさに絶品.

この映画を観ているあいだはドライアイが完全に治っていました.
mariusandeponine.jpg
マリウス(左)とエポニーヌ

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はたして、911 は本当にテロだったのか。ZERO は、原版(イタリア語)の制作(2007年)以来、ローマ国際映画祭(2007年10月)、ブリュッセルEU議会場(2008年 2月)、ロシア国営放送(2008年9月)で上映された、対テロ戦争の原点を鋭くえぐる長編ドキュメンタリー。

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