福島県産の桃からキロ当たり24.6ベクレル
手持ちのヨウ化ナトリウム・ガンマ線検出器で,スーパで売っていた果物と野菜の放射能を調べてみました.福島産の桃と群馬産のキャベツです.結果は,桃からは,セシウム134と137の合計で24.6ベクレル/kg(誤差約33%),キャベツからは検出しませんでした.詳細は次のとおりです.
試料:福島県産の表示がある桃,240g.
結果:セシウム134 14.3ベクレル/kg,統計誤差20.8%
セシウム137 10.3ベクレル/kg,統計誤差41.9%
合計 24.6ベクレル/kg,統計誤差21.3%
誤差は,統計誤差に加え,検出効率の幾何学的な誤差を10%強と見込んで,33%としました.つまり,
セシウム全体で, 24.6 ± 8.1 ベクレル/kg.
結果は,日本の「暫定基準値」500Bq/kgはもちろん,厳しいとされるウクライナの果物の基準70Bq/kgも下回る小さな値ですが,やはり出ることは出る,ということです.試料スペースに詰まりきらなかった一切れを食べましたが,とても美味しい桃でした.でも子どもには食べさせたくないですね.

インスタントに作った遮蔽体の中に試料とNaI検出器があります.

解析は“FitzPeaks"というソフトを使用しました.

計測時間は一晩です.使用した機材は次のとおりです.
NaIシンチレータ(2"φx2")+光電子増倍管 Bicron社 2M2/2PR
エネルギー分解能 8.3% FWHM (632 keVにて)
試料:福島県産の表示がある桃,240g.
結果:セシウム134 14.3ベクレル/kg,統計誤差20.8%
セシウム137 10.3ベクレル/kg,統計誤差41.9%
合計 24.6ベクレル/kg,統計誤差21.3%
誤差は,統計誤差に加え,検出効率の幾何学的な誤差を10%強と見込んで,33%としました.つまり,
セシウム全体で, 24.6 ± 8.1 ベクレル/kg.
結果は,日本の「暫定基準値」500Bq/kgはもちろん,厳しいとされるウクライナの果物の基準70Bq/kgも下回る小さな値ですが,やはり出ることは出る,ということです.試料スペースに詰まりきらなかった一切れを食べましたが,とても美味しい桃でした.でも子どもには食べさせたくないですね.

インスタントに作った遮蔽体の中に試料とNaI検出器があります.

解析は“FitzPeaks"というソフトを使用しました.

計測時間は一晩です.使用した機材は次のとおりです.
NaIシンチレータ(2"φx2")+光電子増倍管 Bicron社 2M2/2PR
エネルギー分解能 8.3% FWHM (632 keVにて)
最近の「しんぶん赤旗」から

(マイナス評価)3日遡って,22日の記事.不安な福島・二本松市の米農家に取材しているが,内容は大問題.土地のセシウム汚染度から米への移行は260ベクレル(キロ当たり)と予想され,国の基準500を「下回るものと見られ」るが,『結果が出るまでは安心出来ない』との農家の言葉を伝える.つまりこの記事は,主食でも牛肉と同じ500ベクレル/kgでOKとの国の立場を公認しているわけだ.

(マイナス評価)もっと遡って,8月12日の「福島原発事故による放射能汚染から、子どもと国民の健康を守る対策を」という共産党としての提言がある.これまた,子どもを持つ福島の親たちにとっては全く核心をはぐらかすものだ.「3,避難者への支援を抜本的に強化する」の節には,つぎのようにある.
放射線測定によって、一時的な避難が必要になる場合には、安定した避難先の確保をはじめ生活支援に万全の体制をとる必要がある。事故から半年近くも経ち,すでに相当な積算被曝をしているというのに,そして短時間に「除染」が出来るはずもないのに,「一時的な避難が必要になる“場合”には」とは何という言い草だろうか.すでにそのような“場合”だらけ,ではないのか.
こんなピンボケ政策が出る背景には,この党に助言する学者が非常に偏っているためだと思われる.現代の“731部隊”,日本人による“ABCC”である山下俊一に対する批判もない.これでは5年後,10年後に大変な禍根を残すのではないか.事実は未確認だが,外資系保険が「ガン保険」の宣伝をしなくなったというツイートを見た.どんな場合も「カネ」は最も正直だ.この動き(繰り返すが未確認)も,事実とすれば正直に未来を語っているのではないか.