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2007-12

ブログ開設

so-netブログ「ペガサス・ブログ版」の記事の一部をミラーリングするため,開設しました.so-netブログからFC2にトラックバックが通らないためです.ひょっとして「トラバ八分」? まさか.

佐世保乱射事件フォローアップ(2)

今回の要点
1)藤本さん以外にもう一人の瀕死の男性がいた?
2)馬込容疑者の身長は?

あるブログが,短時間で削除された朝日の記事で,亡くなった藤本さん以外にもう一人瀕死の男性がいたことを報じたと指摘しています.(太字は当ブログ)

朝日新聞2007年12月14日22時23分
「重体の男性(30)以外の負傷者」として,「氏名不詳の30~40歳の男性で、体の4カ所に被弾している。X線検査の結果、散弾銃で撃たれたとみられる。二、三十発を超える散弾を受けた部位もあり、心肺停止状態」と記述.

毎日新聞2007年12月15日の記事でも,後に差し替えられたとのことですが,当初は「会員の藤本勇司さん(36)が死亡した 」の後に,「ほかに30代の男性が腹を打たれて心肺停止状態」とあったとのことです.

以上の出所は次です.
http://kaikitantei3.blog114.fc2.com/blog-entry-4.html
私自身がこれらの元記事を確認したわけではありません.これら二つの新聞のウェブ記事を「魚拓」した方はいらっしゃらないでしょうか?

また,容疑者の身長について,当ブログの17日の記事へのコメント欄に(書き込みは19日),19日の西日本が同容疑者を「180センチと大柄」*と報じたと書きました.ところが,今日見つけたcontmporary navigationというブログには「156センチ」という数字がありました.どちらが本当なのでしょうか.それにしても,私が知る限り馬込容疑者の身長についての報道は上記の19日の西日本が唯一です.これほど重要な情報なのに変です.

contmporary navigationの該当記事は次です.
佐世保銃乱射事件メモ
http://ccplus.exblog.jp/6972376/

容疑者の硝煙反応や司法解剖の結果は未だに報道されません.「フルフェースのヘルメット」と「シルバーグレーのダウンジャケット」が見つかったという情報もまだ出てきません.

* 29日追記:この数字について先ほど西日本の読者室に電話で問い合わせたところ,どうやら裏付けのあるデータではないようです.(つまり目撃情報のレピート?)
(元記事は12月29日アップロード)

佐世保乱射事件フォローアップ

あの恐ろしい事件からもう2週間が経とうとしています.ようやく昨日あたりから「犯行と直接結びつける物証や目撃証言」(今日の西日本の表現)が出てきたようです.

その一つ,足跡の照合はかなり決定的でしょうが,25日の読売が「足跡」が「一致」と書いているのに対し,26日の西日本は「足跡の特徴も一致」とやや曖昧です.

それよりも何よりも,あれだけ「乱射」したのだから着衣やかぶっていたヘルメットからは強い硝煙反応が出るではずで*,ポジティブにせよネガティブにせよ,それは決定的な証拠となるでしょう.ところが今もってどのメディアもそれに全く触れていません.これはたいへん不思議です.

容疑者死亡ということで,法廷で真実が明かされる機会もないでしょうし,警察の捜査資料などを第三者がチェックするシステムもないので,「お上を信じるだけ」という前近代的な結末で終わりそうなのが気がかりです.

このような悲惨な事件を繰り返さないためにも,また冤罪**を出さないためにも,警察の事件への対応と捜査においてアカウンタビリティーを求めることは重要ですし,そのためのメディアの役割はもちろんですが,一人ひとりの市民にも,その置かれた状況に応じて,いろいろやることはあると思います.

------------------------
* 次のような指摘をするブログもあります.:「発砲した銃を持つ犯人には強い硝煙反応があり、警察犬を投入すれば追跡は極めて容易である。警察が事件発生直後からこのような動きをとったのか、極めて疑問だ。」
http://blogs.yahoo.co.jp/cosmosfish/19509922.html
素人の私には判断がつきませんが,尤もらしく思われます.

** 一般論としてですが,「冤罪」とは,じつは余分な犯罪(司法システムによる)をもう一つ付け加えるということですから,むしろ「加罪」という言葉がより適切ではないかと思われます.「疑わしきは罰せず」の原則というのはひょっとしたら,犯人を処罰できないことと,余分に犯罪を一つ付け加えるリスクとを比較したとき,後者がより重大であると判断することなのかも知れません.
(元記事は12月26日アップロード)

佐世保での散弾銃殺人事件,メールリストへの投稿

佐世保での散弾銃殺人事件(メディアでは散弾銃乱射事件)へのリベラル系,左派系のブログの取り上げ方が鈍いので,市民運動系の二つのメールリストに,問題提起の意味で次のような投稿をしました.

佐世保の散弾銃殺人事件での警察とメディアのあり方--硝煙反応の未開示

(名乗り部分省略)
警察を,国家権力の道具からその本来あるべき姿,つまり市民の安全に奉仕する組織にできるだけ近づけることは,市民や市民運動の重要なテーマだと思います.その意味で,先週末に起こった佐世保での散弾銃殺人事件(メディアでは散弾銃乱射事件)にまつわる警察とメディアのあり方は,重要な問題を提起しており,放置することはできないと思います.それだけでなく今回は,警察の態度に(少なくとも情報開示の面で)誰が見ても明らかに異常な点があり,しかもそれが公然の事実であるため,非常に追及しやすくなっています.

警察の態度の異常さとは,事件後一週間も経つのに,しかも容疑者をほぼ犯人と断定的に扱っているにもかかわらず,その具体的証拠を何ら示していないということです.その最たるものは,容疑者の体や着衣の硝煙反応について,未だに何らの発表もしていないということです.事件と容疑者とを結びつける最大の,しかも決定的証拠となりうるものと思われますが,これについて,昨日(22日),ある全国紙の長崎支局に確認したところ,未だに警察から何らの発表もなく,その予定も示されていないというのです.私はこのこと自体が大きなニュースであるとすら思います.

メディアはそのことに全くと言っていいほど触れることなく,周辺的な,状況証拠的な情報ばかりを大量に流しています.いずれも馬込容疑者を犯人と印象づけるようなものばかりが選ばれているように思われます.ところが,たとえばこの「硝煙反応」のような基本的な事実については全く無視しています.善意の,あるいはメディアリテラシーを意識しない視聴者は,そんなものはとっくに調べがついているのだろうと想像するかも知れません.このような状況は危険なことです.

他にもこの事件ではいくつかの疑問点が解明される必要があります.
1)容疑者の司法解剖の結果
2)当初「犯人が立てこもっている」と報道されたが,その情報の出所と事実
3)事件前に現場近くに止まっているのを目撃された「黒のワゴン型の乗用車」と車内の四人とは誰だったか(容疑者の車は「白いバン」)
4)警察の監視下にあったはずの教会敷地でなぜ容疑者が自殺できたのか(警察は暗視ゴーグルも持たなかったのか?)
5)教会敷地で発砲音がして死体発見までなぜ2時間近くもかかったのか

容疑者死亡ということで,この事件の真実が法廷で明らかになる機会が来ないかも知れません.多くの人の記憶が鮮明な今の時間が極めて重要です.

この事件では長崎新聞のサイトに多くの記事がまとめられています.
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/saseboransya/index.html
拙ブログにも書いておりますのでご覧下さい.
http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/
(元記事は12月23日アップロード)

警察の監視下にあった教会敷地でなぜ容疑者は自殺できたのか

(末尾に追記あり)
引き続き佐世保の散弾銃殺人事件です.この事件に対するメディアの対応が全くバランスを欠き,重要な基本的事実についての検証に紙面や放送時間を取ることなく,いたずらに馬込犯人説を強化するような周辺的情報ばかりを流していることが分かります.少なくとも次のような基礎知識,基礎情報はきちんと報じるべきですし,警察が発表しないのなら警察を追及すべきです.

1)容疑者の硝煙反応の検査結果
2)同じく司法解剖の結果
3)事件前に現場近くに止まっているのを目撃された「黒のワゴン型の乗用車」と車内の四人とは? (容疑者の車は「白いバン」)
4)警察の監視下にあったはずの教会敷地でなぜ容疑者が自殺できたのか
5)教会敷地で発砲音がして死体発見までなぜ2時間近くもかかったのか

特に4と5については大きな疑問があります.警察が教会(カトリック船越教会)前で馬込政義容疑者の車を発見したのが15日午前1時ごろ(深夜),同教会付近での発砲音が5時44分です.この教会とその周辺は警察の厳重な監視下にあったはずです.そのなかでどうして容疑者が自殺できたのか非常に不思議です.さらに不思議なのは,敷地内で警察が容疑者の死体を発見するのが7時32分ですから,実に発砲音を聞いてから2時間弱もかかっています.広大で入り組んだ場所というのならいざ知らず,グーグルマップや航空写真で見ると,森に囲まれた小さな建物の集まりがあるだけです.

長崎新聞のウェブ記事より
15日午前1時ごろ   容疑者の車を発見
   5時44分    教会付近で発砲音
   7時半から数分後 「馬込容疑者が自殺」しているのを教会の敷地内で発見

拡大地図を表示



22日追記:この問題を詳しく扱っているサイト「素直に見る世の中。」
http://blog.livedoor.jp/kuroiamakitune/
追記2:一日一回弱,どこかのメディアに電話で聞いています.今日(22日)は毎日新聞長崎支局に馬込容疑者の硝煙反応のことを聞きました.「まだ発表はなく,予定もない」とのことです.
キーワード:佐世保散弾銃乱射事件
(元記事は12月20日アップロード)

なぜ警察は馬込容疑者の硝煙反応検査について全く発表しないのか?

探偵のまねごとをするつもりはないと言いながら,どうしても書かざるを得ません.事件があった地元の長崎新聞に問い合わせたところ,警察は馬込容疑者の硝煙反応検査についてこれまで全く発表していないとのことです.メディアは馬込容疑者を犯人と断定して扱っていますから,これは全く異常なことです.

グーグルやヤフーで「馬込容疑者」and「硝煙反応」で検索すると非常にわずかな件数しかヒットしません.グーグルで6件,ヤフーで8件です.もし検索サイトがこれらのキーワードを「グーグル八分」にしているのでなければ,このことに触れたサイトやブログが極めて少ないと言うことを意味します.これだけ大きな社会的関心を持たれている話題ですから,このこともやはり異常ではないでしょうか.

なお,事件現場となったスポーツ施設には監視カメラはないとのことでした.

20日追記:けさのNHKが,「遺体のそばで見つかった「ベレッタAL391」と呼ばれるイタリア製の最新式の散弾銃の銃身に、直前に弾を発射した場合に残る火薬の反応が残っていたことが分かりました」と報じました.次は体や着衣です.
http://www.nhk.or.jp/nagasaki/lnews/03.html
キーワード:佐世保散弾銃乱射事件
(元記事は12月19日アップロード)

「ミサイル防衛」の稽古,今日の一発で20億円が宇宙のゴミに

佐世保散弾銃殺人事件については今後も引き続きフォローするつもりです.少なくとも,犯人とされている馬込容疑者から硝煙反応が出たと言うことが確認されるまでは.

さて,今日は自衛隊がハワイで,アメリカからミサイル防衛の稽古をつけてもらったというニュースがありました.発射したあのたった一発だけで20億円.ちなみに,薬害肝炎の患者に「線引き」で幕引きしようという政府の「和解金」が30億円です.

この一環としてのPAC3が九州では福岡県に三カ所配備されようとしています.これを阻止する市民運動が設立されました.名称は「はばもうPAC3 活かそう9条 九州ネットワーク」,略称Pネット(→仮ホームページ).新年早々に集会を計画しました.

講演学習会

 佐世保基地から見たMD(ミサイル防衛)の現状

  ――イージス艦こんごうへのSM3(海上配備型迎撃ミサイル)配備の問題
 講師 篠崎正人さん (佐世保軍事問題研究会事務局長)
 日時:2008年1月26日 14時~16時
 場所:福岡市立博多市民センター

pnet1/26集会案内フライヤーも出来ています.ダウンロードして広めて下さい.


以下,「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」の抗議声明を転載します.

Subject: [abolition-japan 4638] 【抗議声明】こんごうのSM3実験強行に抗議する!
Date: 2007年12月18日 21:14:59:JST

杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。
以下の抗議声明を首相官邸、石破茂防衛相、防衛省、自民党、公明党、報道関係者あてにファックス送付しました。ハワイからの連帯メッセージもあらためて添付しました。ぜひ抗議の声を届けてください。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

[抗議先]◇首相官邸    (FAX)03-3581-3883
     ◇石破茂防衛相  (FAX)03-3502-5174
     ◇防衛省[広報] (FAX)03-5269-3270
     ◇自民党     (FAX)03-5511-8855
     ◇公明党     (FAX)03-3225-0207

[要請先]◇民主党     (FAX)03-3595-9961
      ※「ミサイル防衛に反対を」と働きかけてください。

【抗議声明】

●海自イージス艦「こんごう」によるSM3ミサイル発射実験に抗議する!

 ~ 佐世保への実戦配備を中止し、ミサイル防衛から撤退せよ!~
 
 12月18日午前7時すぎ、海上自衛隊イージス艦「こんごう」が米ハワイ・カウアイ島沖で迎撃ミサイルSM3による模擬弾道ミサイルの迎撃実験を強行した。防衛省は実験の「成功」を発表した。11月6日に標的を追尾・捕捉する実験を行うなど入念な準備を積み重ねた末の「成功」はしかし、模擬弾頭の飛行コースなどが予め計算された、実戦とは程遠い「出来レース」に他ならない。

 今回の迎撃実験はまず何よりも、ハワイの海と空と大地を侵すものであり、到底許すことはできない。こんごうが使ったハワイにおける「ミサイル防衛(MD)」実験施設(太平洋ミサイル射場)は、先住民族が崇めてきた土地や海を侵略したうえに構築されている。
 さらに、「防衛」を前面に掲げるMDの本質は、米軍が反撃を恐れることなく核をも含めた先制攻撃(予防戦争)を行うための「先制攻撃促進装置」に他ならない。日本が配備を開始したSM3やPAC3などのMDシステムは、米軍のMDシステムを補完する。日本列島と住民は、米軍による「先制攻撃のための盾」として反撃の矢面に立たされることになるのだ。
 
 そして、こんごうの迎撃ミサイルの照準は、憲法9条にも向けられている。迎撃は大気圏外の宇宙空間で行われており、宇宙の軍事利用を禁じた「宇宙の平和利用原則」に違反する。また将来、米国向けミサイルの迎撃も可能とされる日米共同開発中(三菱重工などが参加)の新型SM3の搭載が見込まれており、集団的自衛権の行使を射程に入れている。加えて、新型SM3は第三国への輸出が想定されており、武器輸出禁止三原則をさらに空洞化させることは必至だ。MDは、日米安保戦略会議で「はらわたを見せ合う」(大古和雄)と防衛省幹部(当時)が形容するほどに、日米の「軍産学複合体」を一体化させている。

 折しも現在、隠されてきた軍需利権の深い闇に捜査のメスが入り、MDが最大級の利権の温床であることが明らかになりつつある。再逮捕された守屋前防衛事務次官は、MD導入の脚本と演出を担った張本人であった。SM3ミサイルは1発約20億円、こんごうへのSM3搭載費だけで総額412億円が投じられた。当面導入するシステムだけで1兆円、将来的には6兆円にも及ぶとされるMDは、「スパイラル(らせん状)開発」の名のもとに日米の軍需産業や国防族に半永久的に利権を提供する悪質なプロジェクトである。
 
 石破茂防衛相は実験後の会見でMDの費用対効果を聞かれ、「人命が救われることがお金で計れるか」と大見得を切った。しかし、軍需産業の救済に多額の税金を投入する一方で、薬害肝炎被害者や貧困にあえぐ人々を切り捨てようとしてはばからない残酷な政府の閣僚に、そうした言葉を発する資格はない。

 MDは、米国による東欧への配備計画が米ロ間で深刻な軍拡競争の引き金となっているように、軍事対立の拡大と資源の浪費のみをもたらす百害あって一利なしのプロジェクトである。日本政府はMDにのめり込むのではなく、軍拡競争自体にストップをかけ、軍縮を促進する「踏み込んだ外交」こそを展開すべきである。

 私たちはあらためて要求する。

・こんごうの佐世保への1月上旬の実戦配備を中止し、SM3を撤去せよ。
・1月中にも計画されている日本海(予定)での日米共同MD演習を中止せよ。
・入間、習志野基地配備のPAC3ミサイルを即時撤去し、PAC3配備計画を撤回せよ。
・1月に計画している入間配備のPAC3の都心への移動展開演習を断念せよ。
・ミサイル防衛から撤退し、東北アジアの核・ミサイル軍縮に向けたイニシアチブを取れ。

  2007年12月18日   核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
   
 [連絡先]東京都大田区西蒲田6-5-15-7
  (TEL・FAX)03-5711-6478  (E-mail)kojis@agate.plala.or.jp
   http://www.geocities.jp/nomd_campaign/


・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・

「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」へのハワイからの連帯あいさつ

 2007年12月11日

 日本の兄弟・姉妹の皆さんにあいさつを送ります!

 アメリカのいわゆる「ミサイル防衛」システムに日本が参加することに反対する皆さんに熱いあいさつと連帯を送ります。
 
 私たちは「ミサイル防衛」が嘘であるということを知っています。「ミサイル防衛」の真の戦略的目的は米軍の攻撃能力を高めることにあります。はるか上空から海底深くに到るまでの軍事的「全領域支配」を追求しようとするアメリカのあくなき姿勢は、平和と安全をもたらすものとは程遠く、地球全体を脅かす危険で新たな軍拡競争を加速させています。

 米国は、太平洋地域における帝国拡大のために、独立国であったハワイに武力侵攻し占領しました。現在、帝国の情報技術前線の拡大に伴い、米国のミサイル防衛プログラムは、ハワイの陸地や、海、空を侵しています。「こんごう」が撃ち落とす予定のミサイルは、カウアイ島ノヒリにある聖なる砂丘の上から発射されます。この場所は、ハワイの先住民族である「カナカ・マオリ」(Kanaka Maoli)が伝統的に墓地にしてきた所なのです。

 米軍による侵犯は、帝国が自らの領域を監視するための電子的な目や耳を設置しているハレアカラ山(マウイ島)やマウナケア山(ハワイ島)などの聖なる山々に広がり、強力なソナーがクジラたちを傷つけ殺しているかもしれない海中深くにまで及んでいるのです。

 さらに、米海軍は、「暫定作戦地域」を210万平方海里および空域に広げることを計画しています。これはハワイ諸島全域を完全に包含するものです。

 私たちは、私たちの大切な土地や、海、空が戦争の出撃地になることを許しませんし、戦争マシーンの工作者たちに場所を与えることも許しません!

 私たちは、ハワイ沖のミサイル防衛実験に日本が参加することに強く反対し、米国のミサイル防衛計画への日本の関与を拒否する皆さんのアクションに拍手を送ります。こうした戦争ゲームに日本が加担することは、その平和憲法を裏切ることです。

 平和と正義と非核の世界に向けて、私たちの声と行動を結集しましょう!

 連帯のもとに

DMZ(非武装地帯)ハワイ(アロハ・アイナ)
アメリカフレンズ奉仕委員会ハワイ支部
オハナ・コア(非核独立太平洋)
カウアイ平和社会正義連合
マル・アイナ非暴力教育行動センター

 [翻訳協力]笠原光・山口響
      (アジア平和連合〈APA〉ジャパン)


探偵のまねごとをしようというわけではありませんが [佐世保散弾銃殺人事件]

別に探偵のまねごとをしようというのではなく,あくまで報道のあり方について注文をつけるためです.仮に馬込容疑者が真犯人だとしても,今の報道のやり方はやっぱりおかしいです.最も肝心な,事件と容疑者を直接結びつける事実について報道しようという姿勢が全くありません.メールだとか銃弾の数などというのは状況証拠に過ぎません.

購読している西日本新聞に関してですが,昨夜の応対担当者の,断定表現はまずかったとの「答弁」にもかかわらず,今日(17日)の朝刊はまたしても「・・・馬込容疑者が散弾銃を乱射し,八人を殺傷して自殺した事件」と完全な断定型になっています.そこでまた電話をして,「断定出来る事実をつかんだのか?」と聞くと,「ない」という返事.まったくお粗末と言うほかはありません.

15日の段階での各紙の次のような報道について,それらがその後どうなったのか是非説明して欲しいものです.

読売: 身長1.8m前後,フルフェースのヘルメット
朝日: 身長190センチぐらいの大柄,フルフェースのヘルメット
毎日: 身長170から180センチ,フルフェースのヘルメット,被害者は「外国人につきまとわれていた」「外国人のような男が正面玄関から・・・」「頭にフードをかぶっていた」
佐賀: 身長170から190センチ,目出し帽,フルフェースのヘルメットとの情報も

肝心の馬込容疑者の身長に関する報道が全く見あたりません.スポーツクラブにはふつう監視カメラはないとは思うけれど,もしあったのなら非常に有力な証拠になるでしょう.これがあるのかないのか是非報道して欲しいものです.

18日追記:馬込容疑者から硝煙反応が出れば確定的なのですが,なぜそのことが発表されないのでしょうか.メールや所持散弾銃など周辺的なことばかり報じられますが,硝煙反応の結果など基本的なことこそまずメディアは確認すべきです.(コメント欄にも書きました.)
キーワード:佐世保散弾銃乱射事件
(元記事は12月17日アップロード)

佐世保乱射事件報道の奇妙さ

この種の事件ではいつものことかも知れないが,証拠やそれに結びつく直接的な事実を一つも示さずに犯人を「特定」してしまう報道が気になる.14日夜に佐世保で起こった銃乱射・殺人事件で,NHKも新聞*も馬込容疑者を,「容疑者」の形容詞は付けるものの地の文では完全に犯人と断定して扱っている.しかしなぜそう判断したのかという直接的な事実は一つも教えてくれない.

そのことが気になっていたので今日の19時のNHKニュースは注意深く聞いた.散弾銃の弾をたくさん持っていたとか,メールで友だちを誘い出したとか,そんなことは犯人である直接の証拠にはならない.事件を目撃した人もいるだろうから,その人に馬込容疑者の写真を見せて確かめればいいのだから簡単なはずだ.なぜメディアはそれをやらないのだろうか.もし目撃者がいないのならそのこと自身を報道してほしい.

* 私がチェックしたのは16日の西日本新聞

もし馬込容疑者が犯人である事実や証拠をご存じの方は教えて下さい.

NHKといえば,低気温のエクスタシーさんが「〔動画〕NHKで公明党・創価学会関連のニュースが唐突に終了」(2007年12月16日)の記事で紹介している映像は本当に奇妙だ.軽い叫び声のような音が入っているので,単なる手違いというものではないような雰囲気を感じる.


佐世保事件に関して追記:たった今(19時55分)西日本新聞の社会部に電話で確かめたが,馬込容疑者を犯人と断定する証拠は知らないとのことだった.しかし紙面にそう断定して書かれているではないかと指摘すると,それはよくなかったと認めた.また,馬込容疑者の死についても,自殺と断定する証拠は持っていないとのこと.
キーワード:佐世保散弾銃乱射事件
(元記事は12月16日アップロード)

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はたして、911 は本当にテロだったのか。ZERO は、原版(イタリア語)の制作(2007年)以来、ローマ国際映画祭(2007年10月)、ブリュッセルEU議会場(2008年 2月)、ロシア国営放送(2008年9月)で上映された、対テロ戦争の原点を鋭くえぐる長編ドキュメンタリー。

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