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2019-06

260年前になぜ6万人もの農民が集まれたのか

DSC_3864w800.jpg1754年の久留米藩、人頭税に反対して6万もの農民が筑後川の河原に集まった*。ところが今日、これも人頭税である消費税の値上げに対して、これに匹敵するほどの人々の抗議の動きは見られない。消費税の値上げだけではない。安倍内閣のデタラメ政治や虚言の項目は数え切れないくらいなのに、抗議が見えないだけでなく、支持率が2桁もあるという。この違いは何なのか。考えてみた。(右は帚木蓬生「天に星、地に花」から)

藩の時代は、権力が見えるところにあり、お城は何とか歩いてでも行ける距離にあった。農民の間でのニュースの共有も、狭い地域社会なので「口コミ」で十分可能だっただろう。しかし我々の住む世界では、権力は遥か遠くにあり、権力者も直接目にすることはできない。テレビの画像の中だけのバーチャルな存在である。ニュースもテレビや新聞というマスメディアによって独占されている。

このように、支配している権力を実感できるかできないか、対する仲間たちの言葉や活動の情報を共有できるかできないかで、大きな違いがある。今日、たとえ大規模な集会で抗議の声を挙げても、メディアに無視されればその存在は消し去られる。

このように考えれば、今日、権力に実際に対抗するとはどういうことかがわかるだろう。抗議の行動はメディアで「必ず」伝えられるようにしなければならない。ひと気の少ない、東京の田舎に等しい臨海広域防災公園で集会するなど(今年の憲法集会)、これとは正反対のやり方だ。(関連記事参照)

ネット上では、安倍政権が続くのは「国民が愚かだからだ」と、国民全体を責める言葉がよく見られる。しかしそのような「評価」をしてみたところで何の役にも立たない。運動圏の人々は、あるいは「目覚めた」人々は、どうすれば効果的な活動になるか知恵を働かせるべきで、むしろそれを見つけ出せていない自分たちを責めるべきだろう。

選挙戦も(共闘や候補一本化、そして票読みなど)選挙に集中するだけでは勝てないだろう。何が問題か、政治で何ができるのかを人々に分からせ、そして自分たちには力があるということを実感させなければならない。そのための重要な戦術形態の一つが、このブログで繰り返し主張する非暴力直接行動、NVDAである。
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* 「久留米市史」第2巻(久留米市発行、1982年)
関連記事: https://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2019-03-25#revolt

九大ファントム墜落51年集会でのスピーチ

61479272_2226747044068257_4399175739610497024_n.jpg昨日(6月2日)の九大ファントム墜落51年集会での私のレジュメとスピーチ内容(原稿+アドリブ)です。薄い文字は時間の関係で省略した部分です。

やや左翼系敬老会の様相も示していましたが、150名の参加で盛会でした。今日の毎日が写真入りで報道していました。わずか一人とは言え学生の参加があったことが希望です。それもチラシを見て来たとのこと。
「数学による平和教育」のプリントを手に取った女性の参加者が、「こんなの、珍しいですね」と言ってくれました。(写真は榊山惇さんのフェスブックから拝借)同じくこちらの記事には全体の様子が詳細に書かれています。1401577.gifブログにも(こちらが読みやすい)

1401577.gifなお、メインの浦島さんの講演の後のQ&Aで、「県警を管理する県公安委員会、そして公安委を所轄する知事は何をしているのか」と質問しましたが、その根拠はこちらです。
県警は誰が支配するのか?県警をめぐる支配・被支配と人事権の関係図
それでは、まず
レジュメ
そして
スピーチ原稿です。
(冒頭謝辞)

辺野古、高江にはつごう3回行きました。「ゴボウ抜かれ」の経験もあります(例:機動隊員との対話)。人数が多かった時は(ダンプを)止められました。もっとたくさんの人が行くべきだと思います。

さて、北方領土に関して、「戦争で島を取り戻す」という恐るべき発言が国会議員の口から出たことが大きな話題になっています。議員辞職に値するでしょう。しかし、同じことが政府の省庁から、つまり防衛省から出ているのに反応が少ないのは驚くべきことです。例えば、2017年に、佐賀空港オスプレイ配備問題での地権者説明会で防衛省が配布した資料には、占領された島を自衛隊が「奪還」する作戦図絵が公然と記載されています。占領されたのが何十年も前ならダメで、数日、数ヶ月前ならオーケーということでしょうか?しかも自衛隊の場合、「言葉」だけでなく、その練習=演習までやっているのです。

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東京の憲法集会は数寄屋橋交差点を占拠して行うべきだった

東京の憲法集会は「防災公園」に9万5千人が集まったという。赤旗のトップページ。(クリックで拡大)
akahata190504top-kenpou-ct.jpg
しかし、案の定、メディアはこれを事実上隠蔽した。今日の毎日(久留米市で購読)の3〜4ページの片隅の、参加者数も書かない小さな記事。(クリックで部分拡大)昨日のNHKニュースも同じだ。
mainichi190504kenpou-s.jpg

しかしこれは全く予想できたことだ。大変な努力をして集会を開いても、少なくとも東京以外の市民に対しては、「なかったこと」にされてしまう。なぜ数寄屋橋交差点を占拠して開かなかったのか? 交通を混乱させ市民に迷惑をかける?? 9条を失い、日本が本格的に戦争に加わる、戦争を引き起こすことの災害に比べたら、どちらを重視すべきか、ことの軽重は自ずから明白だろう。

occupyskiyabashi.jpg

今朝、NHKのEテレのSNS英語の番組で紹介された英語格言。
"Fortune favors the bold"
「幸運は勇者に訪れる」
「世論の反発」なるものを恐れてばかりいては幸運は訪れない。我々の先祖はもっと勇敢だったことを思い出そう。
「日本人はおとなしい」という集団的自己暗示からの離脱を

ロブ・ライナー監督「記者たち」

久しぶりに映画館に足を運んだ.福岡,KBCシネマで3/29からロングラン中の「記者たち」.911の後,ブッシュが「大量破壊兵器がある」と言いがかりをつけてイラクに戦争を仕掛けたが,その政府の嘘を暴いた中堅新聞社「ナイト・リッダー」の記者たちの奮闘を描く.実話にもとづく,素晴らしく骨太なドラマ.「絶賛」の言葉を惜しまず使いたい.
http://reporters-movie.jp
ウイークデーの昼間の1回だけの上映.それでも30〜40人ぐらい入っていた.映画が終わったあとのけっこう長いエンドロールの間中,だれ一人席を立たなかった.ずっしり来るものを反芻する時間.

この映画が描く範囲の外ではあるが,一つだけ問題が残る.「イラクに大量破壊兵器はなかったのに戦争を始めてしまった,それはとんでもない」ということなのだが,では,もし大量破壊兵器があったのなら戦争はオーケーだったのか?もちろんそんなバカなことはない.このことをはっきりさせておかないと,核を実際に持っている北朝鮮に対する戦争は正当化されてしまう.もちろん,アメリカを含め核兵器国に対する戦争も同様に・・・.

真実に迫ろうと戦う多くの記者たちを励ます映画だろう.他方,疑問も持たずに政府発表を垂れ流すだけの,記者会見でもタイピストでしかない大手メディアの人たちは,この映画をどう見るのだろうか?見ようともしないかも・・・.

佐賀はシアター・シエマで26日から.
DSC_3773.jpg

アルジェリア大統領が市民の平和的なデモで辞任に追い込まれた

わが国では、作詞家の松本隆氏が「昔だったら内閣が吹っ飛ぶような嘘が100個ぐらいある」(日刊ゲンダイ4/2)と言った政権がいまだに続いているが、アルジェリアでは一ヶ月にわたる市民の平和的なデモで大統領が辞任に追い込まれた。フランスの「黄色いベスト」は毎週土曜だが、アルジェリアでは毎週金曜に、大統領辞任要求のデモが行われてきた。一部に暴力が見られた「黄色いベスト」と違って、完全に平和的なデモだったようだ。左は4月2日の、右は先月26日のフランス2.左のデモ隊の横断幕の文字"On demandera l'application de l'article sans eux."は「彼らなしでの法の執行を要求する」という意味だろうか。つまり「彼らに法を執行させるな」と? 横断幕右側には「(憲法)第7条 全ての権力は人民に由来する」「国の主権は人民のみに属する」とあるので、“l'article”はこの第7条を指しているのだろう。
2019-04-03 14.57.28.jpg26mars.jpg
(以下、テレビ画面コピー3枚、新聞報道4件、コメントと続く。)

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はたして、911 は本当にテロだったのか。ZERO は、原版(イタリア語)の制作(2007年)以来、ローマ国際映画祭(2007年10月)、ブリュッセルEU議会場(2008年 2月)、ロシア国営放送(2008年9月)で上映された、対テロ戦争の原点を鋭くえぐる長編ドキュメンタリー。

mainimg180w.jpg

靖国問題ではビデオ「まだ軍服を着せますか?」もおすすめです:
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